Apple PayでQUICPayを使うには?両者の違いや支払い方法をわかりやすく解説

- Apple Pay
2020/11/25
- QUICPayは、Apple Payに対応している電子マネーのひとつ
- 対応するクレジットカードなどをApple Payに設定すれば、iPhoneやApple Watchで安全・安心・スピーディーに支払い可能
- 機種変更をしてもスムーズに利用可能
Apple Payで利用できる電子マネーのひとつに、QUICPay™(クイックペイ)があります。しかし、両方に「Pay」が付いていて、関係性がよく分からないという人も多いはず。
そこで今回は、Apple PayとQUICPayの関係性から、実際にApple PayでQUICPayを使う方法まで、分かりやすく説明します。
目次
Apple PayとQUICPayの違い、関係性は?
Apple PayとQUICPayの関係性を理解するために、まずはそれぞれのサービスを確認しましょう。
そもそもApple Pay、QUICPayって?
まずApple Payとは、iPhoneやApple WatchなどのApple製デバイスで利用できる非接触型の決済サービスです。クレジットカードやSuica、PASMOなどを「Wallet」アプリに設定することで、お店での支払いに電子マネーが利用できるようになります。お持ちのiPhoneやApple Watchがお財布代わりになるので、カードの持ち歩きが不要です。
そしてQUICPayは、Apple Payに対応している電子マネーのひとつです。Apple Payでは、クレジットカードやプリペイドカード、デビットカードを設定することで、電子マネーのQUICPayが利用できるようになり、お店での支払いに利用できます。
Apple PayとQUICPayの関係性

お財布のなかにクレジットカードが入っているのをイメージしてください。
Apple Payがカードを収納するお財布だとすれば、「Wallet」アプリに設定したQUICPayなどの電子マネーがクレジットカードの役目を果たしています。
現金やクレジットカードなどが入っていない「空のお財布」では支払いができないように、Apple Payも、QUICPayなどの電子マネーを設定することで、はじめて支払いができます。
設定時間は約2分!
Apple PayでQUICPayを使いこなそう
Apple PayでQUICPayを利用するには、どうすれば良いのでしょうか。デバイス上で設定をするところから、お店で支払いをするまでの流れを3つのステップで見てみましょう。
STEP1.持っているカードがQUICPayに対応しているか確認
Apple PayでQUICPayを利用するには、QUICPayに対応したカードを持っている必要があります。
QUICPayは、170社以上(2020年6月時点)のカード発行会社に対応しています。お持ちのカードが対応しているかは、次のページで確認できます。
また、すでに「Wallet」アプリにクレジットカードなどが設定されている場合もあります。Apple PayにSuicaやPASMOを設定したことがある場合、そのチャージ元としてクレジットカードなどを選択し、設定が完了しているケースです。
STEP2.iPhoneにカードを設定
対応カードが用意できれば、カードを「Wallet」アプリに読み込むだけで、簡単に設定できます。次の手順で設定を進めてみましょう。
- iPhoneの「Wallet」アプリを開き「カードを追加」または「+」をタップします。
- 画面下部の「続ける」をタップした後、「クレジットカード等」を選択します。
- 追加するカードをカメラでスキャンし、画面に表示された枠内でカード番号などを読み取ります。読み取れない情報は、手動で入力してください。
- 画面の案内に従い、認証作業などを終えたら設定完了です。
STEP3.お店での支払い方法

お店での支払いは、支払い時に「クイックペイで」とお店の人に伝えましょう。Face IDあるいはTouch IDで認証を行い、あとはiPhoneやApple Watchをお店の端末にかざすだけです。
お店の端末が青色の点滅から青(緑)色の点灯に変わります。「クイックペイ」という決済音が鳴るまでかざしたままにしてください。
QUICPayでの支払いはお店の決済端末にiPhoneやApple Watchをかざすだけで現金やカードに触れることがないので、安全・安心・スピーディーに支払いを完了できます。
- ※QUICPay+マークが掲出されているお店では、高額なお買い物をすることができます。一方でQUICPayマークのお店では、1回あたり2万円(税込)までの支払いが可能です。
QUICPayの利用履歴はどうやって見るの?
Apple PayでQUICPayを利用した場合の履歴は、設定したカードの利用明細で確認できます。利用明細の確認方法や請求のタイミングなどはカード発行会社によって異なりますので、お持ちのカード発行会社にご確認ください。
また2020年10月現在、「Wallet」アプリからは、QUICPayの利用履歴を確認することができないため、注意してください。
機種変更をしてもQUICPayは使える?
Apple PayでQUICPayを利用する場合、機種変更をしてもスムーズに新しい端末で利用できます。
iPhoneなどのiOS端末から、新しいiOS端末に機種変更する場合、機種変更後の端末にApple IDを設定すると、Apple Payに設定していたカード情報が、自動的に反映されます。ただし利用しているカードによっては、カードの再設定やセキュリティーコードの入力が必要な場合があります。
その他の端末からiPhoneなどのiOS端末に機種変更する場合、機種変更後の端末で新しく「Wallet」アプリにカードを設定してください。
Apple Payはより安全な支払い方法です
Apple Payはデバイス固有の番号と独自の取引コードを使用します。あなたのカード番号は、あなたのデバイス上にもAppleのサーバにも一切保存されません。
支払いをする場合、端末上で本人認証(Face ID/Touch ID)を行うため、デバイスを紛失しても第三者に利用される心配はありません。
また「iPhoneを探す」機能で紛失モードに設定することで、Apple Payの利用を一時停止することもできます。
Apple PayとQUICPayでキャッシュレス生活をはじめよう!
この記事をまとめると次のとおりです。
- QUICPayは、Apple Payに対応している電子マネーのひとつ
- QUICPayに対応するクレジットカードなどをApple Payに設定すれば、iPhoneやApple Watchで安全・安心・スピーディーに支払い可能
- 機種変更をしてもスムーズに引き継ぎできる
QUICPayは、コンビニエンスストアやレストランなど、全国121万ヵ所以上(2020年6月時点)の場所で利用できる便利な電子マネーです。交通系電子マネーのSuicaやPASMOと併用すれば、キャッシュレス生活が一気に充実するはず!
次のご利用ガイドを参考にして、Apple PayでQUICPayを利用してみましょう。
- ※Apple Pay は、米国および他の国々で登録されたApple Inc. の商標です。
- ※Apple、Appleのロゴ、Apple Pay、Apple Watch、Face ID、iPad、iPhone、iTunes、Mac、Safari、Touch IDは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。iPad ProはApple Inc.の商標です。
- ※iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
- ※Apple Payを利用するにはiOS 10.1以降が必要です。Apple Payに対応しているデバイスについてはhttps://support.apple.com/ja-jp/HT208531をご覧ください。