Apple WatchでApple Payを活用しよう4つのメリットと設定方法を紹介
- Apple Pay
2020/11/30
- Apple PayをApple Watchで利用すれば、より簡単・安全な支払いが可能
- Face IDやTouch IDが必要ない、紛失リスクが少ないなどApple Watchを利用するメリットは大きい
- 特に交通機関での利用は、iPhoneを取り出す手間が省けるため利便性があがる
日本中で、浸透が進むキャッシュレス。最近では、Apple Payで電子マネーのQUICPay™(クイックペイ)やiD、Suica、PASMOを使う人も多くなってきました。
今回は、Apple Watchで Apple Payを利用する方法やメリットなどを紹介します。
目次
Apple WatchでApple Payが使える!
Apple Payとは?
Apple Payとは、iPhoneやApple WatchなどのApple製デバイスで利用できる非接触型の決済サービスです。クレジットカードやデビットカード、プリペイドカード、Suica、PASMOをiPhoneの「Wallet」アプリに設定することで、お持ちのiPhoneやApple Watchがお財布代わりとなり簡単に支払いができます。
そのApple PayをApple Watchで使えば、キャッシュレスでより簡単、安全な支払いが可能になります。お店で買い物をするときも、電車やバスに乗るときも、サイドボタンをダブルタップするだけです。よりスマートなキャッシュレス生活が送れるでしょう。
Apple Payで利用できる電子マネー
2020年11月現在で、Apple Payで利用できる電子マネーは次のとおりです。
- QUICPay
- iD
- Suica
- PASMO
Apple Payの使い方については、次の記事をご確認ください。
Apple Payが利用できるApple Watchは?
日本でApple Payが利用できるApple Watchは、Apple Watch Series 1および2以降、Apple Watch(第1世代)です。詳しくは、次の公式サイトをご確認ください。
Apple WatchでApple Payを利用する4つのメリット
Apple WatchでApple Payを利用するメリットは、大きく4つあります。特に、iPhoneでApple Payを利用した場合との違いに注目し、見ていきましょう。
Face IDやTouch IDが必要ない
Apple Watchで支払う場合、メインのカードの利用では、サイドボタンをダブルクリックしお店の端末にかざすだけで支払いが完了します。iPhoneと異なり、電子マネーのQUICPayもしくはiDでの支払いであっても、Face IDやTouch IDでの認証は必要ありません。
マスクを着用しているときでも、サイドボタンのダブルクリックだけでスムーズに支払いができるのは大きなメリットです。
少額決済でもスムーズに
コンビニエンスストアや自動販売機での少額の買い物の場合や両手が荷物でふさがっている場合なども、片手をかざすだけで支払いが完了する点も魅力のひとつです。
ウェアラブルデバイスであるApple Watchを日常的に着けている人にとっては、うっかりiPhoneを持ち忘れてしまうことよりもApple Watchを着け忘れる心配の方が少ないかもしれません。
紛失リスクが少ない
iPhoneと異なり、Apple Watchは常時身に着けているウェアラブルデバイスのため、置忘れや紛失のリスクが少ないこともメリットのひとつです。
万が一紛失した場合にも、Apple Payは、支払いに独自の番号・コードを使用するため、カード情報がデバイス上に保存されることはなく外部に漏洩する心配がないことなど、高いセキュリティーを誇っています。また「iPhoneを探す」機能で紛失モードに設定することで、Apple Payのご利用を一時停止することもできます。
交通機関で便利に
特にApple Watchのメリットが際立つ利用シーンが、交通機関です。SuicaまたはPASMOがエクスプレスカードとして設定されている場合、Apple Watchを改札機の読み取り部にかざすだけで改札を出入りできます。デバイスのスリープやロックを解除したりアプリを開いたりする手間は必要ありません。
iPhoneを手元に出す手間が省けることは、慌ただしい電車の乗降時において、嬉しいポイントです。ただし、右利きの人はApple Watchを左腕に着けていることが多く、改札の読み取り部が右側にあることから、手を反対側に持っていかなくてはならないことが多少の難点です。
Apple WatchでApple Payを利用するときの注意点
Apple WatchでApple Payを利用する場合には注意すべき点もあります。ひとつはiPhoneと同様にバッテリーに注意すること、もうひとつは設定にiPhoneが必要なことです。
バッテリー切れに注意
Apple Watchで交通機関を利用する場合は、バッテリーや残高に注意する必要があります。乗車前にあらかじめ、Apple Payに設定されたSuicaやPASMOに全乗車区間分の料金を払うだけの残高があるか、そして最終目的地に着くまでデバイスのバッテリーが持つかを確認しましょう。
設定にはiPhoneが必要
Apple Watchは、watchOSが新しくなるごとにiPhoneなしで利用できる機能が増えてきました。しかしApple Payの利用をはじめる場合は、iPhoneの「Apple Watch」 アプリから設定する必要があるため、iPhoneが必須です。
Apple Payからカードを削除したり、チャージをしたりする場合は、Apple Watchのみで対応可能なので、日々の支払いはiPhoneが手元になくても問題ありません。
なおwatch OS7からは「ファミリー共有設定」を使って、iPhoneを持っていない家族でもApple Watchを使えるようになり、Apple Payを使う、電話をかける、メッセージを送る、位置情報を共有し合うといったことができます。(Apple Watch Series4以降が対象です。)
Apple WatchでApple Payを利用しよう!
最後に、Apple WatchでApple Payを利用するための手順を確認しておきましょう。
設定方法
Apple Payは、クレジットカードやプリペイドカード、デビットカード、あるいはSuicaやPASMOのカードを設定することで、電子マネーのQUICPayもしくはiD、Suica、PASMOが利用できるようになります。
Apple Watchにカードを追加する方法は、次のとおりです。
1. iPhoneで「Watch」アプリを開きます。
2.「マイウォッチ」から「WalletとApple Pay」をタップします。
3.すでに他のAppleデバイスにカードが追加されている場合などは、追加するカードの横の「追加」をタップ後に、カードのCVVを入力します。
4.その他のカードについては、「カードを追加」をタップしてから、画面に表示される指示に従ってください。
カード会社によっては、身元を確認するために追加の手順が必要になる場合があります。
利用方法
カードを設定すれば、Apple Payに設定された電子マネーで支払いができます。
お店での支払いは、QUICPay、iD、Suica、PASMOのどれで支払うのかをお店の人に伝えましょう。設定したカードがQUICPayかiDのどちらで使えるか分からない場合は、「Wallet」アプリを開いてカード上に表示されているロゴで確認できます。
メインのカードを使う場合は、サイドボタンをダブルクリックしApple Watch のディスプレイをお店の端末にかざします。端末から決済音がすれば支払い完了です。
Apple WatchでQUICPayを使おう
QUICPayは、全国205万ヵ所以上(2022年9月末時点)のコンビニエンスストアやレストランなどで利用できる便利な電子マネーです。交通系電子マネーのSuicaやPASMOと併用すれば、Apple Watchだけで生活の支払いの多くが完了できるかもしれません。
次のご利用ガイドを参考にして、Apple WatchでQUICPayを利用してみましょう。
- ※Apple Pay、Apple Watch、Face ID、iPhone、Touch IDは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
- ※iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
- ※Apple Payを利用するにはiOS 12.5.2以降が必要です。
- Apple Payに対応しているデバイスについてはこちら
- ※iDは、株式会社NTTドコモの商標です。
- ※Suicaは、東日本旅客鉄道株式会社の登録商標です。
- ※PASMOは、株式会社パスモの登録商標です。