Apple Payの使い方とは?クレジットカードや電子マネーの
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- Apple Pay
2020/09/30
- Apple Payは、QUICPay・iD・Suica・PASMOの各種電子マネーに対応するお店で利用可能
- クレジットカードを設定してある場合、アプリやWEBサイトでも利用可能
- メインカードを設定すれば支払いもスムーズ、機種変更でも引き継げるので安心
経済産業省が2019年10月から2020年6月まで、キャッシュレス還元政策をおこなっていたこともあり、国を挙げてキャッシュレスを推奨する動きが加速しています。
さまざまな決済サービスがありますが、なかでもiPhoneやApple WatchなどのApple製品を利用する方にオススメなのが、Apple Payです。iPhoneなどの製品に標準搭載されている「Wallet」アプリからクレジットカードなどを設定すれば、すぐにキャッシュレス決済が使えるようになります。
しかし、まだキャッシュレス決済を利用したことがなく、使い方が分からない人や、iPhoneなどの端末で支払いの管理することを不安に思う人も多いはずです。
今回は、Apple Payの使い方や使うときのポイントについて紹介します。
目次
Apple Payとは?
Apple Payは、iPhoneやApple WatchなどのApple製品で利用できる非接触型の決済サービスです。クレジットカードなどをApple Payに設定することでApple Payマークや各種電子マネーマークが掲載されている全国のお店、またはオンラインストアで利用することが可能です。交通系電子マネーのSuicaなどを設定すれば、公共交通機関でも利用できます。
Apple Payは、セキュリティー面で優れているので、安心して利用できます。Apple Payでは、独自の番号とコードを発行するため、サーバやデバイス上にクレジットカード情報が保存されることはなく、支払い時にお店側へ情報が共有されることもありません。カード情報が外部に漏洩するリスクが少ないため安心です。
Apple Payの使い方
Apple PayはQUICPay™(クイックペイ)、iD、Suicaに対応しているお店や交通機関、アプリ、WEBサイトでの支払いに利用できます。今回は、2つのシチュエーションに分けて、使い方を説明します。
対面決済:お店での支払い(QUICPay・iD・Suica・PASMO)
お店での支払いの場合、各種電子マネーに対応しているお店で利用できます。支払いをするときは、「QUICPayでお願いします」など、支払いをする電子マネーの種類をお店の人に伝えましょう。店頭の決済端末にiPhoneやApple Watchをかざすと支払いが完了します。QUICPayやiDで支払う場合は、Face IDでの顔認証もしくはTouch IDでの指紋認証が必要です。
またApple Payは、iPhoneのロック画面から直接起動することができます。ホームボタンが搭載されている端末の場合は「ホームボタンを2回押す」、Face ID搭載端末の場合は「サイドボタンを2回押す」ことで、画面ロックを開かなくても、Apple Payを起動することができます。この機能を使う場合は、事前に設定アプリで「WalletとApple Pay」をタップし、「サイドボタン(ホームボタン)をダブルクリック」の設定を有効にしておく必要があります。
非対面決済:アプリ・WEBサイトでの支払い
通販などオンラインでのApple Payの利用は、Apple Payに対応しているアプリやオンラインストアで支払い可能です。
支払い方法は、決済画面でApple Payを選択し、その後Face IDまたはTouch ID、パスワードなどで認証します。認証が承認されれば、支払いが完了します。
Apple Payの設定方法は?
Apple Payの使い方がわかったら、早速お持ちのクレジットカードやSuica・PASMOを設定してみましょう。設定はとても簡単!デバイスごとに設定方法が異なるので、ここではiPhoneでの設定の仕方を説明します。
Apple Payには、クレジットカードやデビットカード、Suicaカードなどを設定でき、カードによって電子マネーQUICPayもしくはiD、Suica、PASMOのいずれかが利用できるようになります(2020年9月現在)。設定するカードにあわせて、利用できる電子マネーが異なるので注意する必要があります。
- ※Apple Payに設定するカードにより、「QUICPay」または「iD」が自動で設定されます。
- 設定するカードによって、Apple Payで利用できる電子マネーが決まります。「Wallet」アプリを開いたときに表示されるカードデザインの右下に表示されているマークが、お店でご自身が利用できる電子マネーです。
クレジットカード(プリペイドカード・デビットカード)の場合
- iPhoneの「Wallet」アプリを開き「カードを追加」または「+」をタップします。
- 画面下部の「続ける」をタップした後、「クレジットカード/プリペイドカード」を選択します。
- 追加するカードをカメラでスキャンし、画面に表示された枠内でカード番号などを読み取ります。読み取れない情報は手動で入力してください。
- 画面の案内に従い、認証作業などを終えたら完了です。
Suica・PASMOカードの場合
- iPhoneの「Wallet」アプリを開き、「カードを追加」または「+」をタップします。
- 「続ける」をタップした後、「Suica」もしくは「PASMO」を選択します。
- プラスチックカードの裏面に記載されているカード番号の下4桁を「カード番号」欄に入力(記名式および定期券の場合、生年月日も入力)します。
- iPhoneの上部をSuicaもしくはPASMOに置くと、カード情報が転送されます。
- 転送が完了したら終了です。
SuicaやPASMOをお持ちでない方は、SuicaもしくはPASMOアプリケーションから新規発行してください。アプリからSuicaやPASMOを発行すると、「Apple Payにカードを追加」という画面が表示されるので、そこから設定をしましょう。Suicaの場合、Apple Payにすでに設定しているクレジットカードから、初回チャージ1,000円を支払う必要があります。
Apple Payを使うときのポイント
Apple Payは、クレジットカードや電子マネーを設定しておけばスムーズに支払いできることがメリットのひとつですが、使う前に知っておくと便利なことや注意をしておくべきことがあります。
事前にメインカードを設定
Apple Payに複数のカードを設定する場合、いつも使う支払い方法をメインカードに設定しておけば、レジで手間取ることはありません。
メインカードへの設定は、「Wallet」アプリを開き、設定しているカードを一覧表示させた状態で、メインカードとして設定したいカードを一番手前にドラッグすると、メインカードに指定できます。
未対応の電子マネーも
Apple Payは、多くのクレジットカードやプリペイドカード、デビットカードが利用可能となっており、2020年10月にはPASMOも対応しました。しかし、日本で主要な電子マネーのなかには未対応のものもあります。
Apple Payを使用する前に、対応している電子マネーを確認しておきましょう。
プリペイド型のカードは残高の確認、入金をしておく
事前にチャージ(入金)が必要なプリペイドカードをApple Payに設定する場合、必ず支払い前に残高を確認しておきましょう。
設定するカードによって、クレジットカード経由や銀行口座からなど、チャージの方法はさまざまですが、毎回チャージする手間が省けるオートチャージ機能を有したカードもあります。
機種変更した場合は、カードや電子マネーを引き継げる?
次の手順で手続きをすることで、機種変更後の端末でも引き続きApple Payを利用できます。
iPhoneから、新たなiPhoneに機種変更する場合、新しいiPhoneにApple IDを設定すると機種変更前のApple Payの情報が自動で反映されます。ただし、カードによっては、カード情報の再設定やセキュリティーコードの再入力が必要な場合もあります。
その他の端末からiPhoneに機種変更する場合、新しいiPhoneで「Wallet」アプリにカード情報を再度設定する必要があります。
- ※Apple、Appleのロゴ、Apple Pay、Apple Watch、Face ID、iPad、iPhone、Mac、Touch IDは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
- iPad ProはApple Inc.の商標です。
- ※iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
- ※Apple Payを利用するにはiOS 12.5.2以降が必要です。
- Apple Payに対応しているデバイスについてはhttps://support.apple.com/ja-jp/HT208531 をご覧ください。